物販アフィリエイトするために、商品を購入する。
レビューを書くために、実際に商品を使ったりする事は必要不可欠です。
で、肝心なその商品を購入する為の費用。
経費になるのか?ならないのか?
ネットで見ても回答はあいまい。
だったら自分で専門家に聞いてやる。
私は起業して、かれこれ7年・・・。
様々な税理士やら、税務署職員。
青色なんたら会の人にいろいろ質問してきましたが、
毎度回答は微妙に違い、明言は避ける傾向。
これは事業内容により、回答も異なり、税理士にもより判断が異なる為。
要は申告するのも人間で、それを判断するのも人間だという事。
一概には言えず、時と場合に依る。
それを踏まえ、私なり行き着いた回答です。
※私は何度か税務署担当者や、税理士に直接確認していますが、
そこまで真剣な回答では無いかもしれません。
なにより、私は税の専門家ではありません、
税務について不安な方は、お近くの税務署または税理士へご相談下さい。
レビューの為に購入した商品は経費になるのか?
税務担当者が、アフィリエイトという仕組みを理解していない・・・
というのは、当たり前。
どこまで経費になるかは事業内容により異なる。
という事で、どういう経緯で報酬が発生するのか説明する訳です。
文筆業であり、WEBデザイナーであり、広告業みたいな感じ?
で、貰った回答は、こんな感じ。
実際にその商品を購入して、その商品を紹介して収入を得ているのであれば、
全額経費とすることができる可能性はある。
しかし、購入した商品をレビュー用途のみならず、
個人的にも使う可能性があれば、按分するべきである。
正直な所、少しでも興味があるから、商品レビューするわけで、
個人的に全く使わないと言ったら、嘘になる。
それならば、個人用に按分するべきなのか?
趣味を仕事にしている人はどうなる?
商品という「モノ」を按分する・・・比率どうすんだよ?
これはあくまで私の見解ですが、
全然アクセスの無いサイトで、報酬も上がって無い。
数十文字程度の、やる気無い感じのレビューサイトだったら、
まぁ、間違いなく経費計上は無理でしょ。
良くて按分で損金計上です。
その商品を、しっかりとブログで紹介しており、
それで商品代金以上の報酬が挙がっているのであれば、
まぁ、問題無く経費計上できると思います。
報酬額によっては、全額経費計上できる可能性は高いです。
食べ物レビューなんかの、「モノ」として残らないものは、
按分せず、全額経費で問題無い。
もちろん、それで稼いでいる実態は必要です。
商品の金額と、実際の行動と結果による。
要は説得力です。
漫画家なら、漫画は資料費。
ライター業なら、外食外泊、取材費で通ります。
プロゲーマーなら、ゲームをしなければなりません。
100%経費計上する事は、可能なハズです。
レビューする商品の経費と勘定科目(仕訳)
商品レビュー用に購入した、商品やサービスの勘定科目。
いわゆる仕訳ってやつ。
個人事業主レベルなら、経費計上しておけば問題ねぇ。
科目違ったって、税額は変わらない。
と思いがちですが、
突出した勘定科目は税務署の目に留まります。
ある勘定科目だけ100万を超える。
非常に怪しいですね。
備品、消耗品、研究費、資料費、調査費、取材費、製作費、雑費・・・
勘定科目の分類には厳密な決まりがないので、
そこまで問題ではありませんが、
一つの科目だけ金額が高くなるようなことは、なるべく避けましょう。
例えばプリンターをレビューしたけど、
事業用としても使う場合は、消耗品勘定にしたり、
同じレビューでも、飲食店レビューは取材費にしたり、
そこへ行くまでの費用は、旅費・交通費にしたり、
セミナー参加費用は、研修費にしたり、
情報商材の購入費用は、新聞図書費にしてみたり・・・
まぁ、やり方は人それぞれだと思いますが、
気を付けるべきは、一貫性をもって仕訳をするという事。
勘定科目が多すぎるのも怪しいので、
不必要に増えすぎない程度に、バランス良く。
勘定科目が毎年コロコロ変わるのも怪しいです。
一度勘定科目を決めたら、同じルールで仕訳をしましょう。
経費計上するなら、自信を持って仕事用と断言する。
不安であるなら経費にするな。
100%事業用と断言できるのであれば、100%経費計上すべきである。
それが事業主。
あの時、誰かが言っていたとか、
ネットに書いてあったとか、
そういう事では無く、
あなたの事業に関係あるか?
収益に紐付いているのか?
という事です。
それをしっかりと説明できるのであれば、経費計上すべきです。
税務署様は、なるべく多くの税額を徴収する為、
加算税、延滞税と、数年まとめて徴収しに来ます。
しかしながら、
経費計上されなかった事による節税額を考えれば、
その金額は、微々たるもん・・・
というよりも、むしろ安いハズです。
悪意を持って、経理をしていなければ、そこまで大変なことにはなりません。
特別稼いでいるワケでもない事業主なら尚更。
それをワザワザ徴収しにくる可能性は、非常に低いです。
たとえ、低所得個人事業主に、税務調査が訪れたとしても、
突っ込まれた時に、しっかりと事業内容を説明でき、
しっかりとした理由で経費として挙がっているのであれば、
税理士さんも理解してくれるはずです。
最悪、修正申告したって良いんです。
遠慮して経費にしないまま、必要以上の税金を払う。
年々上がっていく税金と、それに伴う保険料。
弱小個人事業主は、正直厳しいです。
経費にできるものは、しっかりと経費計上していきましょう。
P.S.
経費の判断って金額次第で状況が変わる事、往々にあります。
年間数万円の交通費、交際費、金券購入・・・
少ない金額、常識の範囲内なら、まぁ必要かなってなりますが、
これが数十万円、数百万円となると、突っ込まれて当たり前になります。
なんでこんなに必要なん?具体的な証明も必要にもなる。
金額が多いが為に全部否認されるパターン。
何事もほどほどにって事です。
コメント
コメント一覧 (1件)
こんにちは。記事を読ませていただき、非常にもっともだと思いました。参考になりました。ありがとうございます。